夏になりました。今回はお子様の大好きなカブトムシの幼虫の育て方についてご紹介します。幼稚園から小学校までに、必ず多くの方は何らかの形でカブトムシと接することがあると思います。そこでカブトムシを育てるという経験をして、夏も終わりに近くなるとカブトムシが卵を産みます。その卵は幼虫になり、やがては成虫になっていきます。しかし、幼虫を育てる方は少なく、育て方もわからない方が多いと思います。
そこで今回は幼虫の育て方について、ご紹介します。尚、事前にご説明しておきますが、メスとオスを同時に飼わないと当然卵は生まれませんので、ご了承ください。卵が産まれた後の流れは以下のとおりです。この時期は特に手はかかりませんが、強いて言えば、幼虫に適した専用の土を事前に入れておくことがよいと思います。下記商品はホームセンターなど行けば販売しています。(500円前後)
7月末~9月:産卵時期
9月前後:虫が産まれる時期
幼虫に育った後ですが、虫かごに複数の幼虫を飼うことも可能ですが、餌を奪い合ったり、他の幼虫を傷つけてしまうこともあるのであまりお勧めできません。確実に成虫まで育てるためにも私の場合、2Lのペットボトルを加工し成虫まで育てます。用意するものとしては、2Lペットボトル、ハサミ、腐葉土、霧吹きです。尚、腐葉土は園芸用のものを使っています。(200円ぐらい)腐葉土を入れた方が栄養が増え大きく育ちます。適度に土にまぶしてください。念のため、ガス抜きすることをお勧めします。私の場合、そのまま使用しています。
次に、幼虫の住みかとなる2Lのペットボトルですが、以下のように上部を切り取り、土や幼虫が入れやすいように加工します。
切ったものは、土と腐葉土を入れ以下のようにかぶせます。
写真の土がは水分を含み少なめですが、本来、幼虫ペットボトルの半分より少し多めに入れるとよいと思います。酸素不足にならないようペットボトルの蓋はしないでください。
10~11月中旬:上記作業が終わればしばらくはそのままで大丈夫です。たまに水分を与え、土が乾かないようご注意ください。こまめに水分補給しなくとも大丈夫です。
11月下旬:土の上に幼虫の糞が増えますので、ここで一旦、土、腐葉土を総入れ替えします。幼虫は手で触らないでプラスチック製のスプーンなどを使い、傷をつけないように一旦、バケツなどに退避させます。土の交換を終えた後は、しばらく放置で問題ありません。尚、幼虫は暗いところに保管してください。糞が少ない場合は、栄養が足りない可能性がありますので、腐葉土を足してみてください。
12月~3月:放置、土が減っていたら足す、糞も片付ける、水分補給も忘れずに!
3月下旬:2回目の土、腐葉土交換
4~5月上旬:放置
5月下旬~6月上旬:幼虫がさなぎになる時期ですので、土を湿らせておいていつでも幼虫が蛹室(丸い土の空間スペース)を作れるよう水分を多めに保つとよいでしょう。ドロドロまでとはいきませんが、団子が作れるぐらいの水分の量が必要です。(コバエがわくので注意)*注意:水がペットボトルの底にたまるとカビの原因になり。さなぎも腐りますので、あくまでも土が湿る程度で、水没させないように気を付けて下さい。
6月中旬から7月:成虫、ペットボトルの地面の上にカブトムシが出てきます。最初は感動しました!!私の場合、3世代まで育てました。びっくりすることに2,3世代目となるとカブトムシがめちゃくちゃ小さくなります。(コガネムシより少し大きい位でした)遺伝子の関係で3世代までが限界のようです。
以上